ピックアップ

6/recent/ticker-posts

コロナ渦中に一時帰国?海外移住者の帰国完全マニュアル

コロナ渦中に一時帰国?

海外在住の日本人からすると、年に1度、または数年に1度の母国への一時帰国は結構大切なイベント。

しかし2020年から新たな世界の常識となったコロナウイルスの感染拡大により、そんな楽しみだった計画も一筋縄では行かないことが増え、帰国を躊躇する方も多いのではないかと思います。

日本を出て海外で生活すると決めたのはもちろん自分だけど、母国にいつでも帰れるという状況への安心感、ありがたさに改めて気づかされますよね。

ずーみん画像

2020年3月に南米コロンビアへの移住を決意した私も、そんな1人でした。

しかしどの国からの帰国かによって細かい差は出てくるものの、コロナ勃発当初に比べると2021年3月現時点では、日本人が一時帰国することは十分可能です。

今回私もコロンビアから、実際に日本へ一時帰国しましたので、この記事では必要な書類やプロセス諸々について紹介したいと思います。

現在様々な理由で海外生活を送っていて、近々日本へ帰国、再入国しようと考えている→ぶっちゃけどんな感じなのか事前に知って、準備しておきたいという方のお役に立てばと思います!

※今回の記事ではあくまでも日本への帰国へフォーカスしています。

生活している国からの出国後、海外居住国への再度入国にどんな手続きが必要なのかは、各国によって異なりますので、くれぐれも事前の確認を忘れずに。

一時帰国、経由地はどこにする?

日本への一時帰国の日程の目星をつけた後、航空券を選ぶ際にまず注意したいのが、経由国での旅行者への規制についてです。

日本へ直行便がある国から帰国する方は、ここは読み飛ばしてもらって構いません。

しかし私のように日本への直行便がない国で生活をしている場合は、当然別の国でトランジットをしなくてはなりません。

コロナ勃発以前では、乗り換えのための旅行者の上陸に関して、特に入国審査や手続きを求めない国も多かったかと思います。

ところが勃発以降、様々な国が経由目的のみでの上陸でも入国を義務付け、また特別な手続きを必要とするようになっています。

私は今回、オランダ首都、アムステルダム(スキポール空港)経由で日本へ渡航しました。

通常コロンビアから日本へのフライトでは、下記の航空券がよく見られます。

  • メキシコ経由
  • アメリカ(ダラス、ヒューストン、ニューヨークやLAなど都市は様々)経由
  • ヨーロッパ(よく見かけるのはフランスやオランダなど)経由

特に都市のオプションも多く、比較的旅の所要時間が少なかったアメリカ経由は度々利用していましたので、

ずーみん画像

今回もアメリカ経由の航空券が良いかな?

と考えていました。

しかし実際に航空券を探してみたところ、今回はアメリカ経由の格安航空券があまり見られなませんでした。

このように、いつもの経由地を通っての航空券の販売が無いということも十分あり得ますので、航空券購入は早めに行いましょう・・・!

私はオランダ経由での渡航はそれまでしたことがなかったため、若干心配ではありましたが、他国経由で帰国するのに比べて特にデメリットには感じませんでした(2021年1月時点)。

また、空港での乗り換えのみとはいえ、人生初のヨーロッパ上陸を楽しみにもしていました。

ちなみに2021年3月17日時点で厚生労働省は、国籍、日本へ出発前の滞在国や地域、滞在期間に関わらず旅行者全員に下記の2つを義務付けています。

ポイント
  • PCR検査陰性結果証明書を提示すること
  • 日本上陸後、空港で再度検査を受けること

※注意:2021年3月17日現在、変異株流行により、日本へ出発する14日前以内に下記の国々へ滞在していた方には、PCR検査陰性証明書を提示、空港での検査を行い陰性であった場合でも、入国後検疫所の宿泊施設で3日間待機の上、3日目(または6日目)に再び検査を受けることが義務付けられています。該当の方は把握しておきましょう!該当国:イギリス、南アフリカ共和国、ブラジル、イスラエル、アイルランド、アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、フランス、ベルギー、エストニア、チェコ、パキスタン、ハンガリー、ポーランド、ルクセンブルグ、レバノン

経由地での規制について調べよう

先述の通り、経由地の決定で本当に注意したいのが、その国で別に設けられている旅行者への規制です。

私の場合、経済的理由もありオランダ経由の格安航空券しかオプションがなかったため、先に経由地をオランダに決めた後、オランダ政府からの乗り換え旅行者への規制をチェックしました。

しかし、もし日本への渡航にあたり、いくつか乗り換え国のオプションがあるようでしたら、先に経由国の規制を調べてから航空券を購入した方が安心でしょう。

今回の乗り換えでの上陸にあたり、オランダからは政府が指定する2種のフォーマットへ記入、印刷をして旅行時に携帯しておくことが求められていました。

オランダ入国フォーマットオランダ入国フォーマット

多くの場合、各国の日本大使館ウェブサイトからこういった情報が入手できますので、事前によく確かめて、準備しておきましょう。

トランジット国にて同じくPCR検査陰性証明書の提示が求められている場合、注意したいことがあります。

ポイント

どの時点から72時間前以内(この時間数も、もちろん国によって異なる可能性があります)で設定されているか

私自身、在オランダ日本大使館のウェブサイトから事前に情報収集して準備万端なつもりでしたが、実はコロンビア出発当日、

匿名画像

陰性証明書取得のタイミングを間違えているよ...!

と航空会社から指摘され、なんと検査を受け直すため出発を別日に変更しなくてはなりませんでした(泣)

なぜなら、両国に求められる陰性結果証明は、

ポイント
  • 日本:滞在国出発の72時間前以内
  • オランダ:オランダ上陸の72時間前以内

と指定されていたからです。

私の持っていた陰性証明書はオランダ側の規定を満たしていなかったので、もしそのままオランダへ到着していれば、効力を失っていたことでしょう。

PCR検査のタイミング

日本へ直行便で向かう場合には、滞在国出発日時の72時間前以内に検査を行えば問題ありません。

ですが、他の国でトランジットする場合は、必ずトランジット国の陰性結果証明がどのタイミングから72時間以内と指定されているかも合わせて確認し検査の上、証明書を入手しておきましょう。

日本入国のために事前準備しておくこと

経由地が決定し、経由国での上陸に関しての特別規制や入国に必要な手続きがクリアになったら、今度は日本への入国について準備をしていきます。

考える必要がある項目としては、以下の3つです。

ポイント
  1. 日本入国のための必要書類3点
  2. 入国後の滞在先確保
  3. 滞在先までの交通手段の確保

日本入国のための必要書類3点

2021年1月下旬時点、日本はいくつかの国からの入国者へ対し規制を強めているものの、基本的に

  • 日本国籍者
  • 日本人の親族
  • 永住権所有者
  • 在留資格所有者

などは入国が可能です。

ただし日本への入国の際、それぞれ請求される書類がいくつかありますので、こちらも事前の準備が必要です。

それぞれみていきましょう

a. PCR検査の陰性結果を証明する書類

まずはコロナの陰性結果の証明書類。

日本への飛行機が出発する時刻から72時間前以内に検査を受ける(検体を採取する)必要がありますので、間違えなく数えてから、滞在国現地のラボラトリで検査の手配を行いましょう。

出発日の前日に検査結果の書類が手に入っているのがベストですが、遅くても12時間前くらいまでに入手できていれば安心です。

検査は、早いものだと約24時間で結果がメールに送られてくるものがありますので、2日前または前日に検査ができるとスムーズでしょう。

陰性証明は厚生労働省ウェブページに上げられている所定のフォーム(日本語または英語)への記入、提出が求められています。

現地のラボラトリによっては証明様式の指定はできないという場合も珍しくありませんが、その場合は以下の情報が全て英語で記載されていれば、現地のフォームでの提出でも構わないようです。

  • ご自身の基本的な個人情報(名前、性別、国籍、パスポート番号、生年月日)
  • 検査の種類
  • 検体採取日時と結果の決定日、交付日
  • 検査を行ったラボラトリや医療機関または担当医師情報と、署名

ちなみにこの点に関して私は出国前に把握しておらず、コロンビア現地のラボラトリから直接もらった検査結果証明(スペイン語表記)しか、日本入国の際、持っていませんでした。

今回は運良く、スペイン語表記の書類のみで入国ができましたが、

匿名画像

必要情報が欠けている場合は、入国拒否や入国後の隔離施設での待機の可能性もある

とのことなので、事前に指定様式での証明書作成または英語での必要情報記載をするようお気をつけください。

♦︎余談ですが、渡航に必要なPCR検査は、空港でも受けられる場合が多いです。

コロンビアもそうですが、海外ネタブログのメンバー(ニールジャー)の情報によると、イギリスのヒースロー空港でも事前に予約すれば、検査を簡単に受けることが出来るようです(2021.1.31時点)。

以下予約サイトと、検査プロセス体験談です!↓

https://www.heathrow.com/at-the-airport/fly-safe/covid-19-test

核酸増幅検査(LAMP法)」ですと45分から90分で結果がでるので、フライトの前に空港で検査をしても間に合います。

費用は£79になります。

ちなみに、NHS(イギリスの医療機関)が提供しているコロナの検査の結果を旅行の目的では使用できませんので注意が必要です。

予約時間より少し前に行っても、空いていれば検査を行うことができました。

空港の至る所にテストセンターの案内がありましたので、迷わずに行くことが出来ます。

検査の後、結果が出るまでは待機になります。

メールでお知らせが届いたら、検査結果を取りに行きます。

ニール画像

ですので、ベンチでゆっくりしながら待ちました

スーパーマーケットのM&SやドラックストアのBoots、カフェもオープンしていました。

お昼ご飯やお菓子、飲み物を購入することが出来ました。

メールで結果が出ますが、テストセンターでは日本語で記載された検査結果の用紙を貰えます。

フライトの時間を考慮して検査の時間を予約しないと、フライトに間に合わなくなるので気をつけてください。

ギリギリにテストセンターに来て困っている方を目撃しました。

その方は、すぐに検査結果がでる検査に変更していました。

ニール画像

入国した時どうなってしまうのか考えるとひやひやしますね

下記はテストセンターの写真です。

イギリスPCRテストセンター

b. 誓約書

コロナ勃発以降日本へ飛行機が着陸した後、搭乗者は検疫所へ直接案内されるのですが、そうすると渡されるのがこの誓約書

提出用と控え用、2枚渡され記入するよう指示がありますので、内容をよく確認し、ご自身の情報を記入します。

入国後14日間厚生労働省から、各自治体の保健所を通し、帰国者に対して健康状態のフォローアップが行われるようです。

LINEアプリを利用している方は、ご自身のLINEアカウントに登録されている電話番号の記載が求められます。

原則日本国内で繋がる電話番号とのことですが、日本の電話番号を持っていない場合は家族の番号など、確実に日本国内で連絡のつく電話番号を予備で伝えておきましょう。

c. 厚生労働省からの健康Q&AのQRコード

厚生労働省のウェブサイトからアクセスし、健康Q&Aに回答すると表示されるQRコードの画面を、渡航前に用意しておく必要があります。

オランダの空港で乗り換えの際、日本へ旅立つ飛行機の搭乗ゲートで提示を求められました。

質問内容はとても単純で、下記のこれらの質問に答えるのみです。

  • ご自身の情報
  • 日本帰国後の滞在先
  • 交通機関の確保があるか
  • 出国前の健康状態のチェック

日本へ到着する際の飛行機の便名や席番号も尋ねられますので、チェックインを済ませた後、空き時間に記入しておくとスムーズでしょう。

入国後の隔離滞在場所確保

2021年3月17日時点では国籍に関わらず、日本へ帰国、再入国をされる方には入国後14日間の自宅、またはホテルなど隔離施設での待機が義務付けられています。

日本到着時に隔離施設となる滞在先の住所を聞かれますので、すぐ書けるよう準備しておきましょう。

滞在先までの交通手段確保

2の隔離滞在場所と同時に、日本入国後14日間の待機を行う隔離施設へは公共交通機関を利用せずにたどり着くことが求められています。

  • 家族に車で迎えにきてもらう
  • 空港からのハイヤーなど事前に手配する

とこちらも日本到着時に尋ねられた際には、すぐに答えられるようにしておきましょう。

滞在国出国→トランジット→日本入国まで

出発前の事前準備が済んだら、いよいよ出発です!

最後に私の実際の渡航の様子を元に、日本への渡航全体の流れを見ておきましょう。

チェックインのため書類確認

コロンビアの空港に到着したら、まずはチェックイン(荷物預け)のため書類確認。

チェックインはオンラインで済ませてありましたが、機内預け荷物をドロップするため、航空会社カウンターへ向かいます。

私が今回利用したKLM航空では、カウンターへ並ぶための入り口にて、

匿名画像

PCR検査陰性証明書を見せて下さい

と求められました。

こちらで、オランダ上陸から数えて72時間前以内で検査を行っているか、チェックされます。

入国はかなりスムーズ

オランダ到着後の入国は、正直かなりスムーズでした。

実際のところ今回私が上陸した際、手続きと言える手続きは特にありませんでした(笑)

トランジット国の規定や入国するかしないかによってもまた変わってくるはずですが、パスポートと次の日本行きの搭乗券のチェックのみでした。

搭乗ゲートで各書類の確認

いよいよ日本行きの飛行機へ!

搭乗ゲートで各書類のチェックがあります。

待ち時間の後搭乗の時間になると、日本行きの飛行機へ乗り込む搭乗ゲートにて、KLM航空のスタッフ(日本人でした)から厚生労働省指定の健康チェックや、QRコードの取得が済んでいるかの確認がありました。

陰性証明書もこちらで確認されますので、引き続き手元に準備しておきましょう。

検疫所へ案内される

めでたく日本へ上陸すると、まずは検疫所へ案内されます。

案内に従い空港内に特設された検疫所へ向かいます。

  • どの国に滞在していたのか
  • 健康状態に関する質問
  • 日本入国後の滞在場所

について記入する質問票が渡されますので、確認し記入します。

この質問票には自身の検査番号が貼り付けられ、その後検査結果が出次第、回収されます。

検査は抗原定量検査と言われるもので、検疫所で渡される試験管と漏斗を使い、所定のブースの中で試験管の一定の部分まで唾液を溜め、提出します。

そして質問票をもとに係の方から簡単に内容の確認、質問があった後、誓約書が渡されます。

検査結果が出るまでの待ち時間の間に、記入しておきましょう!

検査結果が出次第、入国

検査結果は、大体1時間ほどで出ると言われています。

到着便が多い時などはそれだけ検査を受ける人も多いため更に時間がかかるかもしれません。

ですが、私が到着した時(平日午前中)は日本上陸、入国を済ませて迎えにきてくれていた母と合流するまで、合計1時間15分ほどでした。

まとめ

以上、コロナウイルス渦中で海外から日本へ帰国、再入国する際に気をつけて行きたいことをまとめてみました。

経由地の選択から日本入国への事前準備など、必要書類を中心に紹介した他、具体的プロセスについてもさらっていきました。

もちろん各国(滞在国、トランジット国含む)にて規制は細かく違っていますので、大使館や外務省に確認してみるなど、念を押しましょう。

特に変異株が流行している国々(※記事最初の段落の注意書きをご覧ください)へ滞在した方は、お気をつけください。

事前の準備は確実に必要ですが、しっかりと確認の上、今回の私の体験談も元にイメージトレーニングしておけば、とてもスムーズに帰国できるはずです。

お身体に気をつけて、みなさんが無事日本へ到着できることをお祈りしています!

コメントを投稿

2 コメント

  1. こんにちは。コロンビアで検査証明書を日本語で発行している医療機関の者です。
    有益な情報ありがとうございます。

    補足なのですが、
    1. 当地コロンビアのPCR検査は、政府当局によりPCR検査と陰性・陽性を診断する実施認可を得た170あまりの検査機関でしか認められていないので、それ以外の検査機関は厳密には違法検査となりますので、事前に調べる必要があります。(詳細はコロンビア厚生省のResolución 1630 de 2020及び関連法令に規定されています)

    2. 当地での検査は、感染拡大を受けてどこの機関でも逼迫しています。予約は1週間前くらいまでに行うことがベストです。感染拡大防止のために、空港で受ける方法以外にも自宅での検体採取やドライブスルーを利用することが望ましいとされています。また、ボゴタ以外の地方都市や空港では検査結果が24時間で判明しない場合が多いです。

    3. 日本での検査証明書提出は、データを検疫官に提示する方法でも良いですが、その場合は医療機関から発行された検査証明書に関するメールを提示しなければならないとされています。検疫官の判断次第ですが、注意が必要となっています。

    以上、よろしくお願いいたします。

    返信削除
    返信
    1. KEIさん、初めまして!
      ブログを読んでいただき、また超お役立ちな補足内容のコメントをどうもありがとうございます♪
      参考にさせて頂きます。
      実は本記事のPCR検査パートに特化した記事を、別で上げようと考えています。もし差し支えなければ、今回補足くださった内容をそちらの記事へぜひ反映させたいのですが、よろしいでしょうか?
      お返事お待ちしています<(^o^)/

      削除