
イギリスでは2021年2月現在もロックダウンが続いています。
現在3回目のロックダウン中です。
一番最初のロックダウンは2020年3月23日でした。

ああ、なんだかんだもうすぐ一年記念日か・・・。
ロックダウン疲れが加速しています。
ロックダウンの内容とは?
現在行われているロックダウンには細かいルールが定められています。
政府のサイト(https://www.gov.uk/guidance/national-lockdown-stay-at-home)で各自チェックをしています。
生活に関わる部分を抜粋してみました。
- 必要不可欠な理由意外は自宅待機(ステイホーム)
- 必要不可欠なものとは、食品、薬などの衣料品の購入、運動等
- 外出できるのは、在宅勤務が出来ない人、外出しないといけないボランティア、育児(14歳以下)サポート、介護、障害のサポートの人
- レストランはテイクアウトであればオープンできるが、アルコールの販売は禁止
- 一緒に住んでいる人、サポートバブル(育児や介護のサポート)意外には基本会えない
- 運動は1日1時間、近所であれば可能。他の人1人と一緒にできる。家族、サポートバブル、一緒に住んでいない人とも1人であれば会うことができる。
- 屋外スポーツ施設は閉鎖
- 学校はオンラインでの授業
- 礼拝や、結婚式、葬儀は人数制限があるが実施可能
- 30人以上の違法な集会をした場合は警察は£10,000(約145万円)の罰金を科すことがある
また、イギリスではTier(ティア)と言われる規制のレベルがあります。
Tier1が一番軽く、Tier4が最大になります。
Tier4がロックダウンになります。
- Tier1:レベルが中間。室内も、屋外なら6人までなら会うことができる。お店は開いている。(パブやレストランは22時まで)等
- Tier2:レベルが高い。屋外なら6人まで会うことができる。室内では他の世帯とは会ってはいけない。お店は開いている。(パブやレストランは22時まで)等
- Tier3:レベルがとても高い。屋外なら6人まで会うことができる。室内では他の世帯とは会ってはいけない。お店は開いている。(パブやレストランは18時まで。)等
- Tier4:ロックダウン。上記の通り
挨拶のハグができないので、肘でつついて挨拶という新しい挨拶が生まれました。
やってる人も見ましたし、やったこともあります。
どちらかというと、ハグしてる人が多いですよ!?
語学学校の現状
ロックダウンが始まった際は、
私は語学学校を卒業していたのでオンライン授業を受けていませんでした。
語学学校の友人たちにオンライン授業の感想を聞きました。
通学の必要がないのでギリギリまでゆっくりできるのは良い点ですが、
やはり対面授業でないので不満が多かったです。
理由としては、
- インターネット環境が悪いと授業についていけない
- 通常より授業時間が短くなった(料金は同じなので損した気分)
- グループワークはできるけど、会っていないので変な気分になる
- 10人くらいのクラスになると、発言するタイミングが難しい。
- 友達はできるけど、オンラインでしか会ったことがない
このような話を聞いていると、
少しでも早く状況が改善されルールが緩和されて欲しいです。
仕事の現状
私は現在ロンドンの企業で働いています。
ロックダウンが始まる前までは週3回オフィスに通っていました。
ロックダウンになり、
在宅勤務が出来る人はオンラインでするように
というルールが発表されました。
会社にこちらから

ロックダウンなので、週5日在宅勤務にして欲しい
とお願いしました。
幸い、会社はきちんとしていたので認めてくれました。
マネージャーや社長には、

寂しかったらオフィスに来ていいよ
と言われています。
しかし電車に乗るのが本当に怖いので、

ロックダウンが終わるまではオフィスには行かない
と心に決めています。
全く同僚に会わないので、たまにお昼休憩にZOOMランチをして交流を深めたり、
金曜日の夜にZOOM飲み会等をしています。
イギリスのクリスマスは特別だった

本当に私はこの点に関しては突っ込みたいです!!!
上記でお伝えしたような厳しい規制があるのに、なぜかクリスマスのみ緩和されました。
- Tier4エリアに住んでいる人は、自分の世帯とサポートバブルとのみお祝いすることができる。
- 公共の屋外スペースであれば、他の世帯でも一人のみなら会うことができる。もし本当に必要ならば、Tier4エリアでない地域の人はクリスマス(12月25日)に最大2世帯までなら会うことができる。
- 個人の家や、礼拝所、屋外スペースのみ許可される。泊まることは禁止され、出来るだけ訪問時間を短くするように。
コロナの患者が増えていたので、ロンドンはTier4のエリアでした。
そのため、ロンドンから他の地域への移動は許されていませんでした。
このルールが発表された日の夜中の0時から規制緩和がスタートでした。
新ルールを聞いたロンドナー(ロンドン在住者)は、
慌ててドライブして地元の両親や家族にプレゼントを届けていました。
日本のお正月のようにクリスマスが大切なのは知っていましたが、
そこまでしてプレゼントを届けることに驚きました。

気合いが半端なかったです・・・。
みなさまご想像の通りクリスマス後にコロナ患者は増えました。
ロックダウンではお店は開いているの?
現在オープンして良いことになっているのは、日常生活において不可欠なお店のみです。
- スーパーマーケット
- ドラッグストア
- ガーデニング屋さん
- レストラン、カフェ(テイクアウトのみ)
洋服を販売しているお店はオープンしていません。
洋服はオンラインか、大きなスーパーマーケットや日用品コーナーで購入することが出来ます。
サイズが合わなくても簡単に返品出来るので便利です。
指定された場所に返品に行ったり、郵便局から返送することが出来ます。
それでも普段働いてるとなると、面倒くさく感じてしまいます・・。
私には何故、ガーデニング屋さんがOKで服屋がダメなのかさっぱり分かりません。

お国柄なのかな
と思っています。
庭いじりするのが好きな人が多い気がします。
私のフラットにも庭があります。(誰もガーデニングしてませんがw)

3回目のロックダウンでは、我慢の限界のお店も増えたようです。
たとえ飲食店ではないお店でも、少しでも食べ物を扱っていれば、
オープンしているお店が多く見られます。
言い訳すれば、許して貰えそうだからだと思います。(笑)
そのため、ラッキーな場合は文房具屋さんに入れたりします。
美容院が開いていないことが個人的にしんどいです。

ガーデニングより、美容院でしょ!(しつこい)
もう諦めて自分で前髪を切っています。
男性の友人はバリカンやはさみを購入して自分で散髪していました。
男性は女性より大変そうです。
不幸中の幸いは、レストランやカフェでテイクアウト出来ることだと思います。
たまには贅沢したいですよね。
レストランで食べる時よりも量も少ないですし、高く感じますが

仕方ないな
と思っています。
タッパに入れて提供しているお店が多いです。

ロックダウンでもルールを無視する人たち
日本ではマスクを付けるということが当たり前です。
しかし、イギリスではなかなか浸透しませんでした。
外ではマスクを付けなければなりませんが、付けている人は多くないです。
お店に入る時や電車やバスに乗る時はマスクをしなければいけないので、
入るために付けるという感じです。
マスクの付け方を知らないのか、ふざけているのかのか分かりませんが、
正しい付け方を出来ない人もよく見かけます。
おでこに付けていたり、咳をするときにマスクを外したり、

何で?
と思うことが多いです。
運動であれば1人に会うことも出来ますが、
明らかに一人ではなくグループで歩いている人たちを見かけます。
また、レストランの前にイスと机をもってきてテイクアウトした食べ物をその場所で食べているのを見たときは、呆れました(笑)

そこまで外食したいのか!
このようなことが多々起きるので、ルールを守らない人に対して罰金があります。
実際あまり効果があるように思えません。
罰金の制度はありますが、実際罰金を払ったと言う話を聞いたことがありませんでした。
しかし、先日話題になったニュースがあります。
友人とコーヒーを飲みながら、公園で散歩していた2人の女性が罰金£200(約29,000円)を支払う。
別々の車で公園を訪れ、10分ほど散歩していたそうです。
エクササイズの名目であるのならば、1人まで会うことは許可されています。
罰金になることになったポイントとして、警察は

車で来る距離は地元とは言えない
と説明しています。(近所のみでの運動が許されいます)
なお、イギリスでは、ワクチンの接種が始まりました。
70歳以上の高齢者が既に接種を完了しており、50代、60代に順番が回って来ています。

私の番はいつになるやら・・・。
このように、少しずつ希望が見えてきています。
毎日お家時間で、晴れの日が少ないイギリスでの日々は憂鬱になりますが、緩和されるその日まで楽しみを取っておこうと思います。
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